2008年 01月 01日
厲家菜(レイカサイ) |
お茶をいただいた茶家傅(チャカフ)さんから胡同を歩いて5分程の距離ですが、真っ暗すぎてわかりにくい場所です。角っこの建物の白い灯りのなかに赤い文字で「羊房11号」と番地が書かれているのが目印です。
厲家菜さんでは、有機野菜などを利用し、化学調味料は一切使わない、西太后の料理人を務めてきた厲家に伝わるお料理をいただけるお店です。
メニューは200元~2,000元のコース料理のみ。2008年最初のディナーだし、行った人のクチコミでは、「今度は1,000元のコースを食べてみたい」というものが多かったので、今回はちょっぴり贅沢をして、900元のコースから2種類をチョイスしました。
最初に出てきた前菜(写真左)のなかでは、左奥の麻豆腐はコクがあり見た目と違って美味しく、真中奥の豆をすりつぶして作ったようなものが塩味がききすぎな気もしますが、濃い味のものを食べたあとに食べるとサッパリと美味しく、右真中の千切りのセロリはゴマ油がきいていて前菜のなかで一番気に入りました。
写真右のお料理では、右のお肉料理がピリ辛味とパリパリ感がよかったです。奥の白い餅?は、レンコンのようなシャキシャキとした食感が楽しめ美味でした。
揚げ物の下に敷かれてる緑のもの(左)は、千切りにした青梗菜を揚げたものでパリパリ。特に味はないけれど、これは珍しい。
スペアリブ(右)は、とっても美味しかった!肉嫌いのkaz_ukiは脂こくて食べられないというので2人分いただいちゃいました。
フカヒレ(左)は、ちょっぴり魚臭さが残ってる感じでスープもちょっぴり期待ハズレ…。海老(右)は、プリプリとして美味しかったです。
鮑も、ツバメの巣のスープも、美味しいという感動はなくいたって普通………。
豚肉をあっさり煮たもの(左)は、かなり薄味。なので、ご飯とともに醤油が出てきたようだけど、既にお腹いっぱいでご飯は食べれず…。ロブスター炒め(右)は、美味しかったです。
もうすっかり素材が何だったかさえも忘れてるお料理ですが、完食しました。特に、お魚(右)は美味しかったです。
北京ダック(左)は、なかなか美味しかったですが、お腹いっぱいで食べきれず…。デザートには、カスタード味のタマゴのようなもの(右)と写真がないけれどサンザシが出てきて終わり。
今回の旅で一番楽しみにしていた厲家菜の食事ですが、期待が大きすぎたのか期待ハズレに終わりました。口に合わないものもあったけど、殆どのお料理は普通に美味しくいただくことができました。
だけど、これといって美味しいと感動したお料理は、ひとつもありません。中国で、2人で1,800元(28,800円)のお料理というのは、かなり高価すぎるものなので、感動できるお料理が1品でもあって欲しかったです。
前菜の野菜などは素朴なのに美味しかったけれど高級食材はイマイチだったということと、一番人気は400元のコースだそうで、美味しいとのクチコミでも200~400元のを食べた方が多かったことから考えると、お手頃なコースのほうが満足度が高いのかもしれないですね。
高価なものが必ずしも自分の口には合わないのだと実感することになり、なんだかちょっぴり無駄使いをしちゃったなぁ…と元旦早々後悔が残る食事になってしまいました…。
■ 西城区徳勝門内大街羊房胡同11号
010-6618-0107
by riccaland
| 2008-01-01 19:00
| +Beijing・大阪(Jan2008)